怪我報告
というわけで怪我の詳細
普段行き先をココ!と決めて出かけることはほとんどない(強風運休だったり、坂道で巻き添えスタックを食らう危険性を考慮して)のですが、この日は一年間で数少ない決めうち出発でした。
実は去年試乗会に始めて参加してすっかり試乗会荒らし(乗るだけ乗って買わない)になりました。というわけで今年第一弾OGASAKA試乗会inタングラムへ!の計画でした。
当日は目覚まし5時セットで4:57分に自分で目覚め、関越60キロ渋滞は松井田妙義まで一般道で回避(こっちのほうが早い)。道中路面に雪はなく、微妙に雨が降ってきてテンションさがりますが、順調にタングラムに到着しました。最初から試乗会目当てなので自分の板ですべる気なしで一応ショートスキーとストックだけ持ってゆき、すぐに試乗会の手続きをしました。
試乗会開始からもう1時間たっているのでお目当ての板は少なかったのですが、ちょうどR12で小回りモデルが返却されたのでそいつをチョイス。このころには雨から雪への変わりかけでボサ雪がものすごいことになり、フードつきクワッドなのに乗車1分で前方視界まったくなくなるほどでした(これが悲劇の前兆)
早速一本かるーく流すかというわけで迂回コースをすべり、迂回コースのショートカット部分がコブになっているわけですが、まったく視界がきかないので凹凸が見えないながらも10メートルほどのショートカットコブゾーンをクリアしました。
「こりゃー整地以外は危ないなー」と思って少し滑り出したときに悲劇が、整地だと思っていたエリアに実はコブが隠れていてバランス崩して前方宙返り転倒。普通であれば絶対板が外れる転倒でしたが、外れませんでした(これも悲劇の第一歩)
どうも左手親指を強打したようでしたが、こんなことはよくあることと気にも留めないでそれ以降の整地斜面を満喫。「ひょーさすがR12で新しい板は違うねー」と発狂カービングを楽しみました。さてもう一本行こうか!とリフト乗り場へ。ここでちょっと傷チェックで手袋はずしたら「なんじゃーこりゃー!!」と誰かの物まねをしたくなるほどさっくり親指が切れてました。すでにものすごい量の血がでていてリフト乗り場に血痕残しながら撤退(この時点では絆創膏貼って滑走再開しようと考えていた)
幸いなことにすぐ近くにパトロールがあり、ちょうど外にパトロールの人が出ていたので「すいませんちょっときってしまったんですが・・・」というと、出血の量を見て「うわ!すぐ治療しないと中へどうぞ」と中に通されました。改めて落ち着いてみると普通に歩いているだけでも血が滴り落ちるほどの出血でこりゃーもう重症かなとこの時点でようやく認識。治療しているうちにあまりの出血量にだんだん気が遠くなり最後は気を失っていたようです。ベッドまで移動してブーツや上着を脱いで、傷口の治療を受けているところあたりまでは覚えているのですが、気がついたら寝てました。多分一瞬だけ気絶だと思いますが、明らかに頭から血が引いてゆくような感じになったのは覚えています。実際しばらく寝た跡に「あーだいぶ顔色がよくなったね」といわれたのでおそらく顔面蒼白になっておったのでしょう。
寝ている間にパトロールの人の無線のやり取りが聞こえてくるわけですが、膝をやってしまった人がいてその人の搬送手配などをなさっておりました。今日は視界が悪かったのでけが人も多かったのでしょうか?
さてさてある程度落ち着いてきたので起き上がり、応急処置はしたけど傷が4CMほど(実際には2CMだったけど)あるので病院で縫合してもらったほうがいいねというアドバイスを受け飯山日赤病院を紹介されました。
「飯山市内わかる?」「ナビついてる?」と聞かれ、「長野のスキー場近辺エリアは俺の庭です」と一発ギャグでもかましている余裕もなかったので地図をもらいました。グローブをみたら左手の該当箇所がさっくり切れてました。さてこっから車に戻るのも雪がひどいので一苦労。ほんの二時間前には路面はドライだったのに今は真っ白です。なにも怪我して運転して帰るのに雪道はねーだろと突っ込んでみても自然には逆らえません。水分が多い雪なのでミラーやサイドにへばりつきまくることこの上ないです、雪下ろししても3分で視界がなくなります。あまりの降りっぷりにデフロスターが追いつかず後方視界0で出発です。
タングラムから斑尾経由して飯山市外へ降りる。この道晴天時でもかなり複雑で迷ったことがあるのに超悪天候(これまでの雪道至上No1の難易度)で、しかも左手はまだ血が滴る状態で帰るのは至難の業です。道路標識がすっかり隠れてしまうほどの雪なので看板見逃して間違って新井方面へ走る(途中でわだちが少なすぎるので誤りに気づいて引き返す)&斑尾高原近辺では前の車についていったら前の車も不慣れだったらしくペンション外の狭いわき道へ突入してしまい30メートルほどバックして(後方視界が利かないので吹雪の中ドア開けて)剣道に戻りました。
このころになると強風であちこちに枝が落ちているのと地吹雪がすごくて視界0(1メートル前も見えない)というまさに最高何度の雪道となりました多分10キロも出していないんじゃないでしょうか?ちなみにリフトなんぞこのころになるとどんどん運休に入ってました(いわゆる爆弾低気圧で翌日も)
これまでもそうでしたが、斑尾エリアに近づくとまぁ大雪に見舞われる確立が多いこと。しかもアクセス路が急坂な上に駐車場がバラバラ点在してわかりづらいので晴天時以外はお勧めできません・・・と斑尾のゲレンデガイドはこの辺にして、なんと1時間近く掛けて(晴天時30分)山をおり病院へ。
タングラムからすでに電話してもらっていたので緊急外来へ。緊急外来へいくと明らかにゲレンデで怪我したと思われる人ばかりでした。一般の人二割って所でしょうか?ひっきりなしに救急車がきていて大変でした。結局自分は指だけなので縫合はするが、より重症の人がいるので後回しにされました。
そりゃーもうあれですよ。ボーダーで頭打って前後の記憶がまったくない人とか、胸の骨にひびが入った人とか、二回から落ちて額切った人とか(これはゲレンデじゃないが)にくらべれば指の怪我なんて軽傷です。
んで1時間ぐらいまって手術となりました。たぶん3歳ぐらいからの記憶をたどってもおそらくこれは初めて手術じゃなかろうかと思います。これまで骨折とかしたことないんで。
一応麻酔はするんですが、その麻酔の注射が結構痛いのですな。そして麻酔が効いてきても針はちょっとは痛い。全部で5針縫う怪我でした。はー怪我なしが今シーズンの目標だったのに半分もいかずして(シーズンは6月までですから)怪我してしまうとは・・・・orz
とりあえず今回の事故を受けて原因と対策
原因1
・視界が悪いのに自分の実力を過信してゆっくり滑らなかった
対策
・視界が悪いときその日始めてすべるコースはきわめて慎重に。悪天候でコブが不意に現れたらリカバリーも容易ではなく怪我必死。
原因2
・ブーツがゆるくなかなか板が開放されない。
対策
・このブーツ転倒時に足首から抜けそうになることが多く、転倒時に板が外れないことが多く結果として今回の事態を招いた(一回で外れていればエッジで手を切ることもなかった)。ブーツを使っているとだんだんゆるくなってくるのでもう寿命かもしれない。というわけで買い替え決定
原因3
・悪天候の日は勇気ある撤退を!
対策
・この日のような一年に一度あるかないかの悪天候の日は滑らないという選択肢もあり、怪我してしまっては翌日も滑れなくなるので結果として損をしている。
原因4
・新しい板の切れやすいエッジには要注意
対策
・常になまくらエッジで滑りましょう(笑)。今回は自分の板だったらグローブ切るだけですんでいたかもしれない。新しい板はそれだけで人を殺せる凶器ですね。もし手首の動脈切っていたら今頃ニュースになっていたかもしません。
前方宙返りで外れないというのが一番の問題ですね。というわけでブーツ買い替え。ヘルメットやプロテクター購入など安全のための投資を行わないとまた再発必死です。

Comments
無事埼玉に戻ってきたってことですかね?
大変でしたね。
もし、ゲレンデ途中で気を失っていたら…と考えると、ゾッとします。
Posted by: Niipura | 2008.02.24 at 10:24 PM
いつも楽しく読ませて頂いています。
お怪我大変でしたね。私は血が苦手で読んでいるだけでくらくら来てしまいました…。私も怪我をしないように気をつけて滑りたいと思います。
1日も早い回復をお祈りしています、お大事に。
Posted by: まこつ | 2008.02.24 at 10:41 PM
>niipura殿
はい、大雪の中当日のうちに戻ってきました。というわけでたった一本滑走するために往復530キロの日帰りスキーとなりました。日帰り長距離新記録達成!!ってウレシクナイ・・・
>まこつ様
ご心配いただきありがとうございます。これからも怪我以外の雪山ネタを提供すべく早期復帰に向けて努力します。
Posted by: rutake | 2008.02.25 at 06:53 AM
うーむ。大変な一日となりましたね。
でも骨折などの深刻な事態にならなかったみたいなのが不幸中の幸いですな。
本当にスキーは怖いよね。
一瞬の気の緩みがシーズンを終わらせる事もありえるし。
お互い、怪我には十分注意をして楽しみましょう!
Posted by: kanikani | 2008.03.04 at 10:01 PM
>kanikani殿
スキーは危険なスポーツですが、こんな怪我しても辞めるつもりはないでスノー。
スキー場の中央で「わが生涯に一片の悔いなし」とラオウの様に往生するのが野望です。
Posted by: rutake | 2008.03.06 at 10:15 PM